柔らかく控えめ。でも強い。

JUMP、知念さんについて語るだけのブログです。Twitter→@jump_c_riri

『坂道のアポロン』

お久しぶりです。

 

 

 

 

3月10日。

 

 

 

坂道のアポロン公開おめでとうございます!!!

 

 

 

正直これほど待ち望んだ作品はありません。

発表された約1年前からずっと、ずっとこの作品を見たいと思って生きてきました。(大袈裟)

 

 

 

いや、大袈裟じゃないんですよ。知念担ならきっと分かってくれる。

 

 

 

私、めちゃくちゃ漫画好きで。少女漫画は割となに言われても分かるぐらい分かるんですよ。←

 

 

 

だけど、坂道のアポロンは読んだことがなく、一生の不覚!と思って知念さんが実写化すると分かってすぐ読みました。

 

 

 

読み始めてすぐ、実写化するのなんてどーでもいいぐらい作品にのめり込んでしまって。

 

 

1日で読み終えました。笑笑

 

 

 

 

最高だった。そして実際、読んでみて知念さんの単独初主演映画が坂道のアポロンで、西見薫くんでよかった!!!!!!!!!(何度もtwitterで言ってる)

 

 

 

 

少女漫画だし、ラブストーリーというカテゴリーに分類されるのかもしれない。

 

 

 

けど、正直言ってこの作品は薫と千太郎の友情の物語だから、どっちかっていうと少年漫画みたいな作風なのかも。

 

 

 

覆面系ノイズも漫画は少年漫画っぽい作風で、恋愛部分はその主軸(アポロンなら友情やjazz)を進めるための一つの要因ぐらいな感じ。

 

 

 

 

だからこそ、映画ではあまりに恋愛に寄りすぎないでほしいし、だけど恋愛要素だって忘れたら主軸が進まない。

 

 

 

でも時間に制約のある映画となると、やはり恋愛部分が多い方が作りやすいんじゃないかなと思っていたから、薫と千太郎の関係より、律子との三角関係を主にされちゃうのかも。という心配はあった。

 

 

 

 

だけど、twitterで原作の小玉先生が大絶賛してるのを見て、不安は払拭された。

 

 

 

 

小玉先生が、薫と千太郎の関係をとても大事にしていたのは作品から強く感じていたから。

 

 

 

 

あぁ、おざなりにはなってないんだなって安心してた。

 

 

 

 

最近の実写化は、どうしても映画の時間内でうまくまとまっていなかったり、原作ファンにとってはとても大事なシーンがカットされていたり、原作と違うシーンがあったり…。

 

 

 

やっぱりその名を使って映像化するのだから沢山の人の期待を背負うわけで。

 

 

 

坂道のアポロンだって例外じゃない。

 

 

 

 

原作と違うシーンもあったし、やっぱり映像化してほしい思い入れのあるシーンもあった。

 

 

 

 

でも何だろう。そんなこと気にならないぐらい素敵な作品だった。

 

 

 

「原作には原作の、映画には映画の良さがある。」

 

 

 

 

少し違うけど、伝わってくる気持ちや伝えたいことは全く変わってなくて。

 

 

 

 

三木監督は、作品の核心をよく理解してくれていたんだ。ってとても嬉しくなった。

 

 

 

 

一見鈍臭くって緊張しいで殻に閉じこもっているけど、実は負けず嫌いで男らしい薫。

 

 

 

 

暴君で自由奔放だけど、人一倍繊細で、だからそんな自分を隠そうと暴れる千太郎。

 

 

 

 

一番近くにいるからこそ伝えられない想いを隠し持つ律子。

 

 

 

 

 

 

3人を結ぶトライアングルは、全てが"愛"であると感じた。

 

 

 

 

大好きで大切で。だからこそ許せないことも苦しいこともある。

 

 

 

 

でも、そんな時にはjazzが彼らを繋ぎとめてくれる。

 

 

 

 

それは10年経ったって同じ。

 

 

 

 

10年経っても色褪せない鮮やかな思い出が音色と共に蘇る。

 

 

 

 

それまでセピア色だった世界が一瞬にして色付く様にりっちゃんが息を吸う。

 

 

 

 

 

あの終わり方。鳥肌だった。

 

 

 

 

 

 

 

10年前、叶わなかった3人でのセッションが、10年経って実現するあの瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

涙が止まらなかった。

 

 

 

 

10年。変わらないでいる方が難しい。

 

 

 

 

なのに彼らは、いかにも簡単そうにあの頃の続きを奏で始める。

 

 

 

 

多分そこには。

 

 

 

 

 

一生ものの友情があるから。

 

 

 

 

 

 

 

「青春を経験した全ての人に贈る」

 

 

 

 

 

私はこの映画で青春の片鱗を見た気がする。

 

 

 

 

嬉しくて楽しくて悲しくて辛い。

 

 

 

 

全ての感情が極限で混ざり合ってできた時間が青春だと思う。

 

 

 

 

 

 

胸がギューっとした。

 

 

 

 

これ以上の作品には出会えないのかもしれない。

 

 

 

それでもいい。

 

 

 

 

 

 

あの3人のことを、忘れないようにしたい。