知念さんのよわいとこ。
SMAPの「よわいとこ」という曲が好きでよく聴いているのだが、聴きながら知念さんの事を考えながら、ふと知念さんの「よわいとこ」について考え始めてしまった。
完璧そうに見える知念さん。
でも知念さんは、謙遜でもなんでもなく「完璧なんかじゃない」って、笑いながらも少し悲しい顔で言いそうだ。
器用でいることの悩みって、なかなか分かってもらえないんだと思う。
見た通りに再現できたり、何かと人よりスムーズに事が進む。
素敵な能力だし、誰にでもあるものじゃない。
だけど、きっと本人は「さほど努力もしてないのに評価されること」ほど信じられないものはない。
努力なんてしなくたって、サラッとできちゃうんだから、正直努力のしようもない。
なのに自分は器用だからって割り切ることもきっとできなくて、全てを「運」のせいにする。
運のせいにすれば、努力の量も器用さも関係ない。
だから尚更自分の能力を信じられなくなる。
どんどん自分が空っぽに見える。
努力しないと手に入らないぐらいの方が、自分で手に入れたっていう感じがする。
「みんなが思うよりすごい人間なんかじゃない」
そう思ってそうで、だけどそう思って欲しくない。
でもきっと、そんな想いが知念さんの努力の源なのかもしれない。
どうしても悪いところばっかりに目がいって、大切な良いところを見逃してしまうけど、本当は小さな幸せを拾いながら生きれたら良いよね。
そして意外と周りの人は自分では見えない良いところをたくさん見つけてくれてるから。
良い意見はなにかと流そうとしてしまうけど、そんな言葉こそ大切に自分の心の中にしまえば、自分を信じられなくなった時に心を保つ薬になるから。
ストイックで、甘えない。
そんな知念さんには周りの人達の存在が大切なのかもしれない。
山田さんが言ってた「甘やかしすぎって思われてるかもしれないけど、そのままでいてくれたら良い」って言葉の意味が少し分かったかも。
変わらないことが、1番難しい。
李々華